BuildCon

Project (Launch, Management) / Design

Introduction

本イベントは、学生の「好奇心」を揺さぶるトリガーを意識して企画しました。
学生を主体として、普段から(集団としては)物事にあまり取り組む機会のないからこそ、何かを作ってみたら楽しいのではないか?さらには、そんな学生たちが楽しく技術に触れ、何かのきっかけとしての役割を果たせるのでないか...そんな思いから、今回は学校の全面協力のもとに、ハッカソンを開催することになりました。

Planning

イベントの策定においては、まずは初学者が何かを作る、というロードマップを想定して設計。ターゲットを初学者が多いであろう低学年に絞り、技術に触れる「成長」のきっかけとして、「Git」と呼ばれるプログラムの管理ツールの使い方の講習、ものづくりの「ハッカソン」、さらにはアイデア創出ワークである「アイデアソン」を組み込むなど、「成長」のロードマップを意識しながら、最終日の発表に向けて取り組む3DAYsのスケジュールを作成しました。合わせて、学生同士の交流が盛んになるように、チームでのワークを基本に設定。アイデア創出ワークなどでは実際にシャッフルを行いながらチームで議論する場に仕上げ、たくさんの発見や気づきが生まれ、興味を持つきっかけとなるような設計を行いました。

Ideathon

様々なワークの「講師」も学生に依頼することで、学ぶだけでなく「楽しめる」場作りを意識。そのうちの実施したアイデアソンについては、講義を私が担当しました。実施した内容については、SpeakerDeckからご覧いただけます(最初の発想を得るための「まずは書いてみる」段階から、複数人との会話によるブラッシュアップまで、一通りの流れを意識したプログラム構成としました)。
Available on SpeakerDeck (opens new window)

Concept

To take a step?

学生の中には、好きなことや、得意なことを伸ばしていく機会をあまり持たずに、5年間という機会を終えてしまう学生もいます。
さらには、あまり技術などに触れる機会を「持たずに」、または「持とうとせずに」学校生活を終えてしまう人も。
でも、踏み出すためには大きな壁を越えなければなりません。
今回は、この壁を乗り越えるための機会として、あなたの「したい事」に取り組むきっかけとしてのイベントを用意しました。
主役はあなた。無用な遠慮も、尻込みする必要もありません。
さあ、飛び立とう。未来へ向かって。

Logo

Buildconのロゴマーク

ロゴマークには、複数のブロックで組み合わされたシンボルが目立つように配置されています。今回の「Build-con」の名の通り、組み合わせて作るというようなイメージと合わせて、「複数のパーツにより出来上がっている」マークに、今回開催したイベントにおける特徴のうちの、1つである「チーム戦」において、「誰一人かけることなく、協力しながら挑む姿勢」を表現したほか、シンボルの各パーツに対して「着実に積み上げてゆこう」というメッセージも込め、学生がひたむきに取り組む姿勢を表現しました。
今回のイベントは、ただ創るだけでなく、今後の交流のきっかけなども生み出されるようなイベントにしたいと考えていました。そうしたような、いわば「今後の起点」ともなりうるイベントになって欲しいとの願いを込めてデザインしました。

Outcome

本イベントは、アイデア創出ワークからプログラミングまで、3日間という短い期間ながら、学生の持つポテンシャルを最大限に活かしたクリエイティブなイベントとして実施しました。
ハッカソン・アイデアソンの主催は初めてでしたが、参加者からは概ね好意的な意見が寄せられ、中には、成長や技術の入り口のきっかけとなった、という狙い通りの声も上がり、目的を達成することができました。

Credit

Logo / Graphic Design: Harada Sora
Planner: Harada Sora
Tool: Adobe XD, Adobe Illustrator, Keynote, and etc.
Year: 2020

Notice

本イベントは、たくさんの皆様のご協力により実現しました。この場を借りて御礼申し上げます。

Links

2020/3/31 低学年対象の学内ハッカソン・アイデアソン開催(2020年2月19日)| 木更津工業高等専門学校 (opens new window)
ともに励み、ともに競い合うハッカソン「Build-con」を学内にて3日間、集中開催!

Keyword

Project launch, Event, Logo Design,Graphic Design, Adobe XD, Adobe Illustrator, Planning, Community
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