Ideacon'20

Project (Launch, Management) / Design (Graphic)

Introduction

本イベントでは、これまでのカンファレンス等とは違い、イベント形式でアイデアを披露しあう「コンテスト」形式でのイベント開催を考案しました。
そこでは「起業アイデア」、すなわち「これから展開を狙っている」アイデアをターゲットに定め、アイデアの披露の場ではなく、個々が生み出した種が芽を出すきっかけとなるようなイベントとして開催しました。今回は実施するにあたっての、応募するフォームからポスター、さらには各種導線の設計やグラフィックデザインなど、様々な領域を担当しました。

Design(Poster)

今回イベントを実施するにあたり、打ち合わせで最初に飛び出したのが「学科の垣根を超えて、たくさんの人に参加してほしい」というメッセージ。そこで伺った思いやビジョンをもとに、まずは「力強さ」「幅広い学年・学科への訴求」をテーマとして設定することにしました。そして取り掛かった制作では、たくさんの人が目を引き、かつ力強さを感じるというテーマで、いくつかのパターンをAdobeXDにて制作。

ポスターの考案過程

ここから打ち合わせを再度行い、シンプルなメッセージが目を引く最後の案をポスターとして採用しました。
このポスターでは、太く力強さのあるフォントを変形させて配置。飛び出すようなグラフィックに仕上げました。中央に配したメッセージは、何種類か検討した上でシンプルかつ「ん?」と目を引くような4文字をチョイス。

制作物(一部)

ここからさらに改良を重ね、ポスターに掲載すべき情報の絞り込みや、レイアウト・配色の調整を実施。情報の整理として、ポスターにはビジュアルに最大限の領域を割り当てたいと考え、シンプルに応募方法と審査員情報のみを配置し、詳細はQRコード先のリンクに誘導する形式に。レイアウトは下段のみ微調整を実施し、ポスターの訴求部と情報の部分を、背景色の変更により切り分けました。そして、配色は情熱をイメージした赤をアクセントカラーとし、合わせて南房総のイメージカラー(注:菜の花,海)でもある黄色と青色を採用し、全体的に明るいイメージを持たせました。

Design(Logo)

ロゴの制作時には、シンプルで、長く使えて、かつ飽きのこないロゴを目指しました。
Futuraをベースにし、アクセントとして「刺激」をイメージした雷アイコンを配置。互いに「ビビッ」と刺激を得ることをイメージしています。そして、このアイコンを年度表記のアポストロフィとして用いることで、イベントのアイデンティティを強調しながらも、主張の強くない、シンプルなロゴに仕上げました。

シンプルなロゴデザイン

Other

さらに今回は、ポスターなどだけでなく、応募用の資料など各種素材も含めたアセットも一元的に制作しました。
実際に名札などは用意するだけでなく、皆さんに使っていただきました。アセットを制作する際には、全てをイベントの一部として捉え、価値観を損わずに、かつ体験の一部を増幅することを目指し、常に制作にあたりました。名札などは、高専の特徴(注:学科をアルファベット1文字で略記する風習がある)を逆手に取り、学科などを自分で選択する方式で記名欄を制作し、利用者にとって使いやすいものを目指しました。

デザインを手掛けたノベルティ(一部)

Credit

Logo / Graphic Design: Harada Sora
Planner: Harada Sora
Tool: Adobe XD, Adobe Illustrator, Keynote, Microsoft Forms, and etc.
Year: 2020

Links

Ideacon’20(起業アイデアコンテスト)を開催(学生取材記事) | 木更津工業高等専門学校 (opens new window)
学生が知恵を絞って競い合う「起業アイデアコンテスト - Ideacon’20」を開催

Keyword

Project launch, Event, Logo Design,Graphic Design, Adobe XD, Adobe Illustrator, Planning, Community
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